「同じインナーなのに、肌ざわりが違う」「汗をかくと不快」「冬は冷える…」
それ、素材選びが原因かもしれません。インナーは“肌に一番近い服”だからこそ、素材によって快適さが大きく変わります。ブラや下着のフィット感を活かすためにも、インナーの素材選びはとても大切なんです。
ここでは季節・用途・肌質別に、失敗しないインナー素材の選び方を分かりやすくまとめますね。
1. インナー素材の基本種類
まず、よく使われる代表的な素材を一覧で紹介します。
● コットン(綿)
・肌に優しい
・吸水性が高い
・通年使いやすい
敏感肌さんや、ナチュラルな肌ざわりが好きな人におすすめ。
● ポリエステル(化繊)
・速乾性が高い
・シワになりにくい
・軽い
スポーツ時や汗っかきさんに◎。
● レーヨン(モダール・テンセル含む)
・とろっとした肌触り
・吸湿性が良い
・薄手で上品
インナーラインがひびきにくく、キレイめ服との相性抜群。
● ナイロン
・伸びが良くフィット感が高い
・スポーツインナーやシームレスインナーに多い
・摩擦に強い
ピタッとした服を着る日はこの素材が便利。
● シルク
・なめらかで吸放湿性に優れる
・静電気が起きにくい
・冬は暖かく夏は涼しい万能素材
肌質にこだわる人に理想的だけれど、少し繊細。
● ウール(メリノウール)
・保温性が高い
・湿気を吸っても冷えにくい
・冬のインナーに最強
アウトドア好きさんにも人気。
2. 季節別・おすすめインナー素材
● 春
・コットン
・レーヨン
やわらかく湿気を吸ってくれる素材が快適。
● 夏
・ポリエステル(速乾)
・ナイロン(薄手)
・メッシュ素材
汗をかいてもベタつきにくい素材がベスト。
● 秋
・コットン
・レーヨン
気温差がある季節は“吸湿性とやわらかさ”がポイント。
● 冬
・メリノウール
・厚手コットン
・シルク混
冷えが気になる季節は保温と湿気管理が重要。
3. 肌質に合わせた素材選び
● 敏感肌
→ コットン・シルク・テンセル
化繊は刺激に感じる場合があるため、天然系がおすすめ。
● 汗っかき
→ ポリエステル・ナイロン
汗を吸ってもすぐ乾くものが快適。
● 乾燥肌
→ レーヨン・シルク
静電気が起きにくく、摩擦が少ない素材が◎。
4. バストラインを整えたい日におすすめの素材
実は、ブラのフィット感を活かすインナー素材もあります。
● シームレス(ナイロン系)
・ブラやキャミのラインが出にくい
・ピタッとしたトップスのときに最強
● レーヨン・テンセル
・とろみ系素材は上から服を着たときに“流れ”がきれい
・胸元の落ち感が大人っぽく整う
“ラインを出したくない日”はこの2つが特に便利です。
5. TPO別の素材使い分け
● 仕事の日
→ コットン or レーヨン(ムレにくい、きれいに見える)
● スポーツ・外出
→ ポリエステル(速乾) or ナイロン(フィット)
● おしゃれしたい日
→ レーヨン(落ち感が美しく、薄手で響かない)
● 冬の防寒
→ メリノウール or シルク混(温かく、湿気を調整してくれる)
6. 素材選びは“心地よさ”が最優先
インナーは、直接肌に触れ続けるもの。
どんなに高機能でも、
・チクチクする
・汗でベタつく
・乾燥して静電気が起きる
と感じる素材は避けた方が快適です。
「自分の肌が喜ぶ素材」を基準に選ぶと失敗しにくいですよ。

